ウマの立て方
ウマとは?
ウマは弦をのせてある小さなパーツのことですが、弦の振動を胴に伝える重要なものです。駒ともいいます。
竹でできたものが一般的ですが、プラスチックのものや黒檀でできたものもあります。
竹のウマのほうが音質が良いのですが、取り扱いに注意しないと折れることがあります。
プラスチックは折れることはほとんどないので、予備としてひとつあれば十分でしょう。
ウマが折れたら交換すること!
取り扱いに注意すれば、自然に折れるということはあまりないのですが、取り扱う際にコケたりして足が折れることがあります。
三線の音が急激に変化したと言う場合は単純にウマが折れていたということはよくあることです。
折れている場合は交換しましょう。
ウマを立てる位置は?
ウマを立てる位置は歌口から2尺(約60.7センチ)のところに立てますが、一般的には糸かけのほうから指3〜4本分のところに立てます。
胴の大きさにもよると思いますが、上の写真のように3分の1くらいのところです。
結構アバウトに立てることが多いですね。
ちなみにカラクイの近いほうへ立てると、勘所(音ツボ・ポジション)の間隔がせまくなりますので、女性の方や手が小さくてどうしても勘所に届かないというかたはお試しください。
ウマには向きがあるの?
よく見るとツルツルした斜面と筋の入った垂直に近い面がありますね。斜面をカラクイに向けて立てます。逆にすると、演奏中倒れやすくなりますよ。
プラスチックのウマには斜面がなく山形になっているものが多いですが、その場合は向きはどちらでもかまいません。
取り扱う際の注意点
プラスチックのウマは壊れにくいので大丈夫ですが、竹のウマは取り扱いに注意しないと足が折れてしまうこともありますので、気をつけましょう。
具体的には、ウマがきちんとセットできるまで弦は指で支えたままにします。
弦をささえないでウマのみを動かすと、転んだりして、その際に足が折れてしまうこともあります。
ウマの立て方を動画で確認してみましょう!
まだ慣れないと動画のようにスムーズにはいかないと思いますが、あせらず、ゆっくり、丁寧にウマを取りあつかってくださいね。